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秋山佳胤さんの講演会でのお話

去年7月の講演会が好評だったことを受けて、「不食の弁護士」として知られる秋山佳胤さんの講演会を再び開催しました。

 秋山さんは弁護士、ホメオパス、医学博士(代替医療)として、法的にも健康面でもオルタナティブな解決を見つけるサポートで知られ、生命エネルギー「プラーナ」を摂取することによって食べない飲まない生活を続けておられます。

 今回もまた、バイタリティあふれる秋山さんにお話を伺いました。膨大なお話のごく一部をご紹介します。(2016年1月12日 産業労働局秋葉原市庁舎)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この半年めまぐるしく様々なことがあり、宇宙やUFOの話を聞く機会が続きました。去年夏には、健康相談にいらした女性が聞いたことのない言葉を話しだしました。そして一通り語り終えると涙を流し、「先ほどは銀河宇宙連合からのメッセージです。波動の精妙さに感極まりました。『私たちは万全の準備を整えて地球のサポートをしているので、何も心配いらない。いまの持ち場でもうしばらく働いてほしい』ということです」と言い、私の腎臓が疲れていると指摘して、ヒーリングしてくれました。私はふだんあまり眠らないのですが、その日は熟睡し、目覚めたときは活力がみなぎっていました。 

 銀河宇宙連合とは、宇宙にいくつかある銀河をまたいだ国際組織で、地球のレベルでは国際連合に当たります。地球の状況は他の星々にも影響が及ぶので、銀河宇宙連合は最大限の準備とサポートをしています。

 地球が惑星レベルでアセンション(次元上昇)するのは宇宙の決定事項であり、地球は光の柱に突入して、やがて愛と平和の調和の星になるそうです。今回はレムリアやアトランティスが沈んだときとは違い、失敗することはないそうです。ただし、宇宙では自由意思が尊重されるため、まだ争いごとを続けたい人には、それができるように別の惑星が用意されたと聞いています。

 「ワンドロップ・プロジェクト」に携わる清水浦安さんと愛宕なみさんにお会いしました。ワンドロップとは、私たち一人一人の内側にある神の一滴を意味し、プロジェクトではその気づきを広める活動をしています。メンバーの清水さん愛宕さんも、銀河宇宙連合にサポートされているそうです。

 昨年9月には在日宇宙人のイベントがあり、300人以上が集いました。山川紘矢さん、亜希子さん、松尾みどりさん、古神道の神事をしている方もいらっしゃいました。私はシンギング・リン(豊かな倍音をもつ金属製の新しい音響楽器)を鳴らし、聖歌隊に入って歌いました。

 ところで、22年不食の人として知られるオーストラリアのジャスムヒーンさんは42年ほど瞑想に取りくみ、イエス、ブッダ、マリア、セント・ジャーメーンなど様々な存在をチャネリングしていますが、彼らも銀河宇宙連合のコミッティメンバーだそうです。

 

 私たちの内側に神の一滴があるという意味では、私たちはみんな天使です。地上に肉体をもって生きているときは、天使とは感じられないかもしれませんが、生まれる前にさかのぼれば、私たちはみんな天使でした。

 生まれる前と死んだ後は、コインの裏表のようなものです。遺族が「故人が生前お世話になりました」と語ることがありますが、存命中を「亡くなる前」と表現せず、「生前」つまり「生まれる前」と書くのも、思えば奇妙なことです。これは、この世での死は、向こう側から見れば新たな誕生であることを表します。つまり、この世で生きていた日々はあちらに「生まれる前」というわけです。

 私たちはそのようにコインの裏と表を行ったり来たりしているだけで、死とはただこの肉体という洋服を失うだけです。この洋服は引力の影響で少し重いので、それを脱ぐときは鎧を脱いだときのようにリラックスします。3回臨死体験している松尾みどりさんは、14歳のときの交通事故で、気づいたとき上から現場を見下ろしていたそうです。体を離れるときは足先から抜けていき、さいごは頭頂からシュワシュワ、すぽっと抜けて、とても気持ちよかったそうです。

 向こう側から見ると死は祝福であり、「重い鎧をまといながら、よくがんばりま

したね。しばし休んでください」と、光の温泉に浸りにいくようなものです。ただ、温泉に浸かってばかりいると退屈になり、癒されて元気になるとまたこの世に出てきたくなります。そして魂の計画を立て、自分が最もやりたいことに取りくみやすい状況を選んで、再び生まれてくるのです。生まれる前の記憶については、池川明先生という産科医の先生の研究がよく知られています。

 

 人類は、様々な時代を経験してきました。宗教的な世界観のもとにあったときは、地動説を唱えただけで弾圧された時代もあります。思い込みを外すというのは、まさに「コペルニクス的大転換」です。これまでの思いこみがこの先も役立つならいいのですが、もしそうでないなら、古い考えは手放すことができます。

 「肉体を維持するには食べなくてはならない」とする時代は地球で長く続きましたが、それも変わりつつあります。私は「不食」として知られますが、気が向けば食べることもあります。食べても食べなくてもどちらでもいいのです。

 2006年にジャスムヒーンさんに初めてお会いしたときは、不食なんて馬鹿な、と思いました。それでも彼女の誠実さや愛のエネルギーに触れて、嘘を言っているのではないとわかりました。そのときの5日間のワークショップでは水しか摂りませんでしたが、空腹を感じず、ワークショップ後は8日ぶりの食事としてフレンチレストランのフルコースをいただきました。

 ただし、断食の先生には自殺行為だと叱られました。断食では、食事を減らしてのち、重湯から回復食をスタートします。ですから、従来の断食の考え方と私 の不食は少し違うのかもしれません。

 私たちの中にワンドロップ、神の一滴があると気づくことは、私たちの本質は無限の生命でありエネルギーである、と気づくことです。本質は目に見えないものの中にあります。

 だとすると、食べ物をとらずに肉体を維持することについて、次の説明はどうでしょうか。つまり、私たちはお皿に盛られた料理をいただくとき、皿までは食べません。同じように、食べものは物質というお皿に乗っていますが、本質はそこに盛られた生命エネルギーであり、私たちはそのエネルギーを摂取しているのです。

 昔の人はそれをよく知っていたので、食事の前は手を合わせて「(無限の命を)いただきます。(私の命と生きてください)」と祈っていました。手を合わせるのは人間の最も美しいポーズといわれます。人間は直立歩行によって手を自由に使えるようになり、手は労働力の象徴でもあります。手を合わせて祈るとき、私たちは仕事の手を休めて、本来の私たちの意識、命への祈りに集中するのです。

 

 私は人生の不思議な展開で、世界各地を回っています。パレスチナとイスラエルを訪れたときは日常的に紛争があり、平和のありがたさをつくづく感じました。ブータンに行ったときは、国民幸福度指数が世界一であることが印象的でした。ブータンは自殺者も殺人も数年に一人くらいで、年間数万という自殺者のいる日本とは大きく違います。ブータンは経済的には豊かでありませんが、物質の豊かさが心の豊かさにつながるとは限らないことを、私たちは体験しています。

 宗教が支配的だった時代の後、産業革命が起こり、科学が人を豊かにするという信念のもと科学文明が推し進められましたが、ものが豊かになっても人の心を救うことはできませんでした。それからスピリチュアリティが注目されるようになり、目に見えないものの中に尊いものがある、と気づく人が増えてきました。

 これからは地上の一人一人が覚醒していく時代です。神を外に求める宗教の時代を超えて、私たちの内側に神が宿り、一人一人が神そのものであることを思い出すのが覚醒です。先日、映画「スターウォーズ」の最新作(エピソード7)を観て、私はその思いを強くしました。「スターウォーズ」のストーリーは、ジョージ・ルーカス監督が世界各地の神話を参考にしたといわれますが、人類の集合無意識にあるアーキタイプをとり入れたために、世界的なヒットになったのでしょう。

 私たち一人ひとりには自由意思が与えられ、それを活用してビジョンを描き、肉体を道具としてクリエイトすることができます。ジョン・レノンの「イマジン」という曲には、それがすばらしく表現されています。

 

 人間は目に見える要素として肉体をもちますが、肉体だけの存在ではなく、魂をもっています。人間という存在を「魂」と「肉体」に分けたとき、どちらが本質的な要素かといえば、より変化しにくいものがそうでしょう。肉体は成長に伴い姿が変わり、細胞は新陳代謝によって頻繁に入れ替わります。その点、魂は「三つ子の魂、百まで」と言われるように、肉体のように大きな変化はありません。

 ではその魂を、「たま」と「しい」に分けてみましょう。「しい」の部分は、「嬉しい」「楽しい」「悲しい」「寂しい」のように、「しい」という言霊をもつ感情を意味し、しかも感情は変わりやすいものです。つまり、魂の中では「たま」の部分が、より本質的ということになります。魂を球として描くなら、中核が「たま」で、それを覆っているのが「しい」という感情に当たります。

 「たま」は大切なので、「御」という字をつけると「御霊(みたま)」になります。「みたま」とは霊(スピリット)であり、私たちは霊的な存在なのです。私たち一人一人には、個性ある霊が与えられています。この霊の部分を活用してクリエイトすることが、人類の本来の役目です。人間は霊という面で長けているからこそ、万物の霊長と呼ばれます。

 

 世界最古の医学アーユルヴェーダの根本哲学は、次のように教えます。つまり、宇宙にはもともとグレートスピリットだけが存在していましたが、意識をより深化させていくために、グレートスピリットは自分の一部から分け御霊を創ったのだ、と。豊かな体験をもたらす魅惑的なストーリーには悪役が必要で、そのためにこの世の現状があるのです。

 一人一人がイエスやブッダのように、自分は大きな神の一部、神の子だと自覚し、与えられた自由意思を楽しく活用して、美しい花を咲かせていく時代を、私たちは迎えています。命のエネルギーを直接やりとりできるようになると、食べ物という器を食べなくても魂の滋養を得ることができます。

 私はパレスチナでマラソンに出場したとき、急なことで9キロの距離を重い一眼レフ のカメラを抱えたまま走り汗をたくさんかきましたが、水分を補給しなくても 喉は乾きませんでした。パレスチナは乾燥しているので、空気中の水蒸気を摂った のではなさそうです。私には、愛のエネルギーから水も合成されるという感覚が ありました。

 イメージトレーニングが肉体に影響を及ぼすように、意識の力が活用されると、

肉体も創られていきます。つまり、物質は波動から創られるのです。

 

 映画「スターウォーズ」は、すべての命を結びつけている力を「フォース」と呼んでいます。その力は、アーユルヴェーダでは「プラーナ」、気功では「気」、ホメオパシーでは「バイタルフォース」と呼ばれます。そして、どのような場所にもフォースは満ちあふれているのです。

 肉体の細胞は、私たちが生きているあいだは集まり、結びついていますが、死という段階を迎えると崩壊が始まり、ばらばらになります。つまり、生きているということは求心力をもつ、ということでもあります。

 物理学には「エントロピー増大の法則」があり、あらゆるものは秩序から無秩序へ向かうと考えられていますが、その例外が、命です。命とは結びつける力で あり、私たちに宿るその本質こそが御霊であって、それは愛そのもの、光そのも のです。

 肉体は滅びても、無限の命は崩壊しませんから、恐れることは何もありません。死や争いを恐れることもないのです。争いは地球の大掃除であり、ゴミが表面化しているようなものです。大切なのはそれを裁かず、ネガティブな感情も否定せず、淡々と見つめていくことです。大掃除で真っ黒に汚れた雑巾に「これは闇だ」と言っても仕方ありません。ただ淡々と、丁寧に処理すればいいのです。

 私たちはそれぞれの持ち場で、軽やかに楽しく過ごすことが大切です。特別なことをする必要はありません。銀河宇宙連合のイベントでも、こんなメッセージが伝えられました。「地球の子どもたちの皆さん、いまの地球での生活を喜び、 楽しんでください。地球の笑顔の皆さんの喜びが、母なる大地の喜びでもあります」。

 苦行の時代は終わり、魂が踊ることを楽しくおこなう時代に入りました。魂に問いかけて、魂の望みを表現していくことが、ほんとうの意味での魂の滋養になります。好きなことに没頭することを「寝食を忘れる」と表現するように、魂の力がこんこんと供給されるようになるでしょう。

 何をすると楽しいかは一人一人違い、それぞれ自分の内側に問いかけることが大切です。自分の意識を内に向けることを瞑想といいます。瞑想に親しむことが人生を楽しむきっかけになるといいなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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