藤田桂子さんのご挨拶

柳澤眞悟(やなぎさわしんご)行者は、昭和59年に大峯千日回峰行、同年秋、断食・断水・不眠・不臥を9日間続ける「堂入」を満行、さらに平成元年には笙の窟百日籠居の行、その後、金峯山寺内のお堂にて2度の百日の参籠行を満行されました。塔頭の龍王院(脳天大神)では25年の歳月、護摩供によるご祈祷、密教や声明の研鑽をつまれ、金峯山寺の副住職もされておりましたが、一昨年前、長年務めた金峯山寺を退職し山を下りられ、現在は修験の霊場である吉野大峯を見渡す、吉野郡大淀町北野台に位置する金峯山修験本宗「行藏院」で上求菩提・下化衆生の実践修行に入られております。昨年、現道場を建立され、1月14日には道場での初護摩供法要に参列して参りました。
(会員の藤田桂子さんは、7年ほど前に当会のセミナーで柳澤行者の修行に対しての謙虚な姿勢やお人柄を知り、仏道に帰依し、そのご縁で道場の伽藍を寄進されました。眞悟行者は感謝とともに、終身この道場に於いて上求菩提(悟りを求め)下化衆生(他者の幸福)の修行に専念する旨を語りました。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

藤田桂子さんの挨拶
 今日はご参集くださり、どうもありがとうございます。10年前の平成20年、柳澤眞悟阿闍梨の護摩焚きを初めて受けたときのことを思い出します。 
護摩焚きが始まったとたん、よいお天気だったのが真っ暗になり、雷がゴロゴロなる大嵐になりました。そして護摩焚きが終わったとたん、きれいな晴天になったのです。
 当時、私は会社経営者として生涯現役を貫くつもりで、売上や利益アップを目指して働いていましたが、自分の内面や本質に入ることがなかなかできず、肉体が自分というイメージを持っていました。ところが、護摩焚きを受けたとき、自分の本当の奥の深いところに入っていき、自分の中の蓋が開いた感じがしました。
 その頃、天外さんに「経営者は怒りをたくさん抱えている。最たる人が藤田さんだ」と指摘されると、私は「怒りなんかないです」と反論していました。
「怒りをバネに経営しているはずだ」「ありません!」という問答を繰り返し、天外さんは個人レッスンまでしてくれましたが、私は否定し続けていました。
 その後、天外さんたちと洞戸でビジョンクエストをして私の意識は大きく変わり、さらにいろいろな出会いを経て、平成25年、私は眞悟阿闍梨から得度を受けました。
 得度の前日に吉野に入り、私のためだけに護摩焚きしていただいたとき、はっきりと、自分の奥底の蓋が開いた感じがしました。得度の前夜、全身の穴という穴から、チャコールグレーのようなエネルギーが出て、涙と咳が止まらず、七転八倒して一睡もできないまま朝を迎えました。
 スピリットが肉体の中に入り、人間として生まれ、他者と自分という分離の世界で生きていると、さまざまな傷を受けます。これ以上傷つきたくないという思いのうえに、怒り、罪悪感、恐れなどがたまっていきます。
 傷口から血がしたたるような怒りを抱えていた私ですが、いろいろな出会いを経て、まだ道半ばではありますが、軽やかに生きられるようになってきました。
 その後、私はビジネスの世界を完全に引退し、もう4年になります。いまの自分は、自分のために生きることにしています。したくないことはしない、会いたくない人には会わないという、自分中心の生活をしながら、クンルンネイゴンとの出会いもあり、一日三時間の修行をしています。いまの私の祈りは、ただ、感謝の思いだけです。 
 眞悟阿闍梨には、初めてお会いしたときから、エネルギーの大きさを感じました。私はこれまで数多くのお坊さんにお会いしていますが、眞悟阿闍梨は、稀にみるすばらしいお坊さんだと思います。
 落成式で仏像を見て、権現さまも阿弥陀さまも、澄んだ清廉なエネルギーをもっていると感じました。仏像に魂を入れたのが、眞悟阿闍梨だからだと思います。
 私は昨夜11時、行をすませて就寝したのですが、2時半に感じるものがあって起こされました。眞悟阿闍梨についている、赤い目の大きな白龍さんがいらしていて、この落成式をとても喜んでおられました。今日は、その白龍さんに迎えられて、私と娘はこちらに参ったしだいです。
 私は眞悟阿闍梨を、弟のように思っています。阿闍梨はもっている器が大きく、しかも入りきれないくらいのパワーが押し寄せているので、お困りになられる面もあるようですが、この落成式を機に、本来の力を発揮してくださることでしょう。
 金峯山寺を退職して野に下られ、眞悟阿闍梨のパワーや霊力を本当に発揮できるようになるのが、行蔵院なのだと思います。
 行蔵院では、今日が初めての護摩焚きになります。これをご縁に、皆さまも折に触れてこちらに足をお運びになり、護摩焚きなどご参加いただけたら幸せに存じます。
 平成20年に阿闍梨とお会いしてから、平成25年に得度、そして平成30年の今日と、私にとっては3回目の縁ある護摩焚きになります。どんな自分に変わるのか、何が現れるのかわかりませんが、わくわくしております。

 

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